冒頭(結果)
10月今回のエギング釣行はアオリイカ8杯。
サイズは胴長20cm弱が1匹、あとは10〜15cmクラス。
「数釣り」と呼ぶには少し物足りず、「型狙い」と言うには小さすぎる…。
正直なところ、数も型もイマイチで、渋さの残る結果になりました。
当日の状況
釣り場は瀬戸内海。
この海域特有の、複雑に変わる潮の流れの中でドリフトをメインに組み立てました。
狙ったのは、潮が動くタイミング
潮の強さや向きが刻一刻と変わるので、立ち位置やキャスト角度を少しずつ調整しながら、ひたすら「そのタイミング」を待つ釣りです。
狙い通りに“完璧なドリフト”が決まった十数回のうち、ヒットにつながったのは1回だけ。
そこで胴長20cm弱の良型をキャッチ。
そのほかは、サイトで見えイカを狙ったり、追ってきたイカを投げ直して拾っていく展開。
ヒットパターン
良型は流れの中のドリフトで仕留めましたが、それ以外は思うように続きませんでした。
見えイカは追ってきても、触ってはすぐに離す。
手前まで寄せたイカも、サイトで掛けきれないことが多い。
そんな状況のなかで拾えた7杯は、ほとんどが投げ直しからの釣果でした。
一度反応したイカに対して、もう一度チャンスを与えるためにエギを変えて再アプローチ。
具体的には──
- 3号から2.5号へサイズを落とす
- 逆にサイズを上げてアピールを強める
- カラーを替えて違う見え方をさせる
こうした細かいローテーションを繰り返し、何とか抱かせることができました。
いわば「追わせて掛ける」というより「逃さず拾っていく」釣り。
結果は伸び悩んだものの、ひとつひとつの1杯に工夫の跡が残りました。



まとめ
最終釣果は8杯。
数も型もパッとせず、「完璧に決まったのに乗らない」「抱いてもすぐ離す」といった場面が多く、素直に満足できる釣行ではありませんでした。
それでも、瀬戸内の流れに合わせてエギを送り込む感覚はやはり面白く、見えイカを相手にした駆け引きもやりがいがあります。
今回のように“渋い日”だったからこそ、自分の中で引き出しを増やす練習になったと思います。
次は数よりも型を。
流れに合わせる釣りの精度をさらに上げて、より大きな1杯を獲りたいところです。
使用したエギ
今回の釣行でメインに使ったのは 3号と2.5号のエギ。
- エギ王K・・シルエットがライブより大きい為、潮を受けたいときに使う。
- エギ王ライブ・・動きが自然なためメインに使用。
- スクイッドマニア・・動きが自然なためメインに使用。
ちなみに2.5号はエギ王Kとライブ。3号は、ライブとスクイッドマニア。3.5号はスクイッドマニアとクロノで使い分けている。
- 3号
重めで飛距離が出るので、潮の流れが速い瀬戸内ではドリフトさせやすい。流れの強さで3号と2.5号を使い分ける。シルエットが大きい分潮をよく受ける。 - 2.5号
軽めで潮流に乗せやすく、手前のサイトや追ってきたイカを掛ける時に便利。
小型ながらしっかり抱かせやすく、サイズやカラーを変えながら再アプローチするのに最適です。 - カラー
オレンジやピンク系は潮色が濁っているときや明暗がはっきりしている状況で反応が良い印象。サイトでイカを狙う際は派手な色のほうが、自分から視認しやすいので、思った通りエギを操作できる。 - 使い方の工夫
流れの中でのドリフトでは、3号で遠くまで送り込みつつ、流れが強いときは2.5号に落とす。
ヒットしないときは、カラーを変えて再投入することで、反応が渋い中でも追加することができました。


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