3月の春エギングは、親アオリイカが浅場に寄り、活性が高まる絶好のシーズンです。しかし春の親イカは非常にタフで、前日に釣れたポイントでも翌日は全く口を使わないことがあります。「いるけど食わない状態」を理解して、集中力・戦略・タックル準備を整えて挑むことが釣果への鍵です。本記事では、堤防や岸壁を中心に春の親イカを狙うランガン戦略・タックル・フォール使い分け・マズメ攻略・心理戦まで徹底解説します。
① 春エギングの特徴|親イカは浅場に寄る
春の親イカは浅場に寄りますが、日によって活性は極端に変動します。前日に釣れても翌日は口を使わないことが多く、イカがいるけど食わない状態を前提に釣行計画を立てることが重要です。
- 朝マズメ・夕マズメは絶対外さない
- 回遊ルート重視:藻場、藻の切れ目、ブレイクライン、船道など地形変化を意識それに沿ってアオリイカが泳いでくる。そのイカに見つけてもらう。
- 潮位・潮流:時間変化に応じてポイントを選ぶ。藻場を探していったら奥まったとこや、ワンドの中が多く、流れが分かりにくい場合が多い。潮位も下がりすぎて海面に藻が寝だしたら釣りにならない為ポイント選びの注意が必要になる。
ランガン釣行では、雰囲気のあるポイントを見つけるまで探すのが基本戦略。見つけたポイントでは、釣れなくても時合いが来るのを信じて粘ることが重要です。
② 春エギング必須タックル|ロッド・リール・ライン・エギ
ロッド:アレス ブルーポーター X4 86スロー
軽量で感度が高く、微細なアタリも手元で感じやすい。スローシャクリやフォールの違いを手元で把握でき、堤防ランガンでも疲れにくい。詳しくは↓
アレス ブルーポーター X4 86スロー 実釣レビュー|スラッグジャークに最適
リール:ダイワ セオリー
型の古いリールですが、巻き感が軽快で大事に気に入って使ってます。
ライン・リーダー
PE 0.8号+リーダー 2.5号
藻にラインを取られても少々強気に引ける。このくらいの太さでも全然変わらず喰ってくる為、これ以上細くする理由がない。細くしてラインブレイクした時には目も当てられない。
エギ:3.5号
- ノーマル、シャロー、超シャローを使い分け、全層攻略
- シャロータイプでスロー沈下、超シャローでさらに沈下時間を延ばす。できるだけ水中にエギを入れておきたい。スローにして食いが悪いイカに口を使わせると言うより、長くとどめてイカにエギを見つけてもらうイメージ。
小物
スナップ、プライヤー、フック、ライン止めなどは整理して、移動中でもすぐ交換可能に。
③ 堤防・岸壁ランガン戦略
春の堤防ランガンでは、藻場や敷石、船道など地形変化を意識してキャストします。
- 藻のある浅場(2〜4m)を優先
藻の切れ目はブレイクラインと考え、ここにエギを落とすと反応が出やすい。 - 藻が少ない場合
船道や堤防敷石の境を重点的に探る。浅場から深場へ落ちる変化を意識。 - 雰囲気のある場所を見つけるまでランガン
移動は最小限に、ポイントの特徴を観察。 - 見つけたら粘る
回遊を待ったり、時合いを待つ。いい場所には間違いなくイカはいる。あとはスイッチが入るのを待つ。そのために出来るだけ水中にエギを入れておく。
④ フォールの使い分け|ノーマル・スロー・超スロー
春エギングで重要なのは、フォール時間を長く取りエギを水中に置くこと。イカに抱かせるチャンスを増やします。
ノーマルフォール
- タイミング:高活性時
- 特徴:標準的な沈下速度で活性の高いイカをテンポよく誘いたい。遠投して沖の深場を広範囲にサーチするとき。
スローフォール(シャロータイプ)
- タイミング:いつでも
- 特徴:沈下が遅く、抱きやすい層をじっくり攻める
超スローフォール
- タイミング:いつでも
- 特徴:沈下速度極端に遅く、長時間水中に置くことで見つけてもらう確率を上げる。
💡 フォールの使い分け例
- マズメ=ノーマル
- 日中=シャロー/スロー
- 低活性=超スロー
どこにでも書いていそうな使い分けを書いたが、基本的にはスロータイプを投げている。1m沈むのに6秒くらいのエギ。スローというよりこれがちょうど。あとはそれより早いか、遅いかを味変で使う。
このとき注意したいのがドラグ設定です。普段シャクリの段階でゆるゆるにしている人は、イカがアタった瞬間に思い切り合わせても掛けられないことがあります。春の親イカや大型サイズでは、しっかりドラグを締めておくことで、横抱きの足に確実にカンナを掛けないとせっかくのアタリを逃すことになります。思い切りしゃくって「ジッ」と出る程度に調整してます。あとはイカが掛ってから緩めるイメージ。
⑤ マズメ攻略|春親イカのチャンスを逃すな
春の親イカは、日中は口を使わなくてもマズメだけは反応することもざらにあります。
- 朝マズメ:4:00〜7:00(特に5:00〜6:00)
- 夕マズメ:18:00〜日没してから一時間
- 光量変化でイカの補色スイッチが入る。
- 日中は状況観察、景色や見えイカを楽しむ
マズメの数十分は集中力を最大化し、一匹を仕留めることが釣果を決めます。
⑥ 心理戦|タフな春親イカに対応
春イカは非常にタフで、前日釣れても翌日は反応しないことがざらにあります。
- 他の釣り人にヒットがある場合、その場は時合いの可能性が高い。ヤエンや浮き釣りでアオリイカを狙っている人がいたら、状況を時々気にしましょう。もしヒットしているようなら激熱かもしれません。
- 「いるけど食わない」状態がある事を意識して集中力を保つ。
- 粘るタイミングや移動判断は、地形変化や雰囲気で見極める。
マズメや潮流の変化を意識し、心理的な集中力を維持することが釣果につながります。
⑦ 装備・準備・持ち物
服装
- 防寒・防風(ウインドブレーカー、手袋、帽子)
- 偏光サングラスで藻場や回遊を観察
バッグ・小物整理
- クーラーやタックルバッグは軽量化
- スナップ・プライヤーは整理し、移動中でも即使用可能
タックル管理
- エギカラーやフォールタイプを整理
- ライン巻き替えやスナップ交換もスムーズに
最後に|春の親イカ攻略の総まとめ
春のエギングは単純な釣りではなく、時間・場所・タックル・技術・心理戦の総合力が試される釣りです。特に3月の親イカはタフで、前日に釣れたポイントでも翌日は口を使わないことが少なくありません。だからこそ、マズメの短時間に集中力を最大化して挑むことが重要です。
- 時間帯重視
春の親イカ攻略で絶対に外せないのが朝夕マズメです。光量が変わるタイミングでイカは活性が高まり、日中まったく反応がなくてもマズメの数十分で一気にチャンスが訪れます。朝5:00〜6:00、夕方18:00〜日没前後1時間は、必ず釣りの準備を整え、集中力を高めましょう。 - ポイント攻略
堤防や岸壁では藻場の切れ目、敷石の境、船道の変化など地形を意識したキャストが効果的です。藻が生えている浅場(2〜4m)から藻が見えなくなる場所がブレイクとなります。藻が十分に育っていない場合は、船道や敷石の変化を重点的に探り、雰囲気のあるポイントを見つけたら粘ることが釣果につながります。 - タックルとエギ選び
ロッドはアレス ブルーポーター X4 86スロー、リールはダイワ セオリー、ラインはPE0.8号+リーダー2.5号、エギは3.5号をベースに、フォールはノーマル・スロー・超スローを状況に応じて使い分けます。特に超スローは水中に長くエギを漂わせ、春親イカに見つけてもらう確率を上げます。 - フォールとシャクリの使い分け
マズメはノーマルフォールをメインに、日中や低活性時はスロー/超スローフォールでじっくり見せる。シャクリも大きく激しくせず、穏やかにテンポを意識することで、抱きやすい層を逃さず攻略できます。 - 心理戦・タフな釣りへの対応
春親イカは非常にタフで、同じタイミングで同じポイントに入っても口を使わないことがあります。他の釣り人にヒットがある場合、その場は時合いの可能性が高く、集中力を高めて挑むことが重要です。 - ランガン戦略
複数ポイントを効率的に回るランガンでは、移動時間を最小限に抑えつつ、雰囲気のある場所を見つけるまで探ります。釣れなくても焦らず、地形や藻の状態を観察して粘ることが釣果につながります。 - 装備・準備
防寒・防風対策をした服装と偏光サングラスは必須。バッグや小物の整理も忘れず、スナップ・プライヤー・エギ交換をスムーズに行えるように準備しましょう。 - 春エギングの醍醐味
この釣りの最大の魅力は、大型の親イカとのやり取りにあります。1キロ、2キロクラスのイカでも、掛かった瞬間の初速やジェット噴射は迫力満点です。特に2キロを超えるサイズになると、”ホバリング力”その場にとどまろうとする力が強く、ロッド操作で寄せるのに一苦労。ラインを手元で感じながら引き寄せる緊張感、重み、抵抗、全てが春エギングの醍醐味です。3キロを超すようなイカがヒットすれば、その瞬間の興奮は格別で緊張感のあるやり取りができる。
春の親イカ攻略は、単なる釣りではなく集中力・戦略・タックル・技術・心理戦・大型とのやり取りすべてが絡む総合力の釣りです。マズメの短時間、一匹のチャンスに全力を注ぎ、地形・潮・藻場を読みながらタックルを駆使して挑む。これこそが、春のエギングで味わえる醍醐味です。
このガイドを参考に、堤防や岸壁から挑む春エギングで、大型親イカとの興奮と達成感をぜひ体験してください。
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