密巻きトラブルも含めて3年使った正直レビュー
高額なリールだからこそ、失敗したくない。
密巻きトラブルの噂を見て、購入を迷っている人も多いと思う。
この記事では、約3年以上実際に使った体験をもとに、
- 巻き心地は本当に価値があるのか
- 剛性感や軽さは必要なのか
- 密巻きトラブルは実際どうなのか
忖度なしで正直に書く。
「買うか、やめるか」の判断材料になればうれしい。
巻きのぬるぬる感は本当に価値があるのか
22ステラを語る上で外せないのが、いわゆる「ぬるぬるの巻き心地」。
ハンドルを回した瞬間に分かる、抵抗のない滑らかさ。
負荷がかかってもザラつきが出ず、どこまでもシルキーに回り続ける。
正直、この感覚は歴代リールの中でも別格やと思う。
釣果に影響するのか?
ここははっきり言っておきたい。
釣果はほとんど変わらない。
魚が釣れるかどうかは、
- ポイント選び
- レンジ
- ルアー選択
- タイミング
こういう要素の方が圧倒的に大きい。
実釣中は途中から気にしなくなる
釣り場ではキャスト、潮の流れ、アタリに集中している。
無意識に巻いている時間の方が長い。
「巻きが滑らかやなぁ」と思うのは最初の数投だけ。
その後は普通に釣りをしている自分がいる。
巻き心地の価値はどこにあるのか
答えは、釣り場ではなく家にある。
釣りに行けない日、リールを手に取りただハンドルを回す。
静かな部屋で響く精密な回転音。指先に伝わる滑らかさ。
👉 釣果ではなく「所有する満足感」
👉 道具としての完成度を味わう時間
ここに、ステラを持つ意味があると感じた。
剛性感と重厚感は本当に必要なのか
22ステラはフルメタルボディ。
手に取った瞬間に分かる、金属の質感と剛性感。
ローターのたわみも少なく、樹脂ボディと比べるとガッチリ感は明確に違う。
実釣で差は出るのか?
正直に言う。
4000番クラスで狙う魚なら体感差はほとんどない。
- 樹脂ボディでも十分な強度
- 青物でも極端な違いは感じない
- 素人目には「どっちでも釣れる」
実用面だけ見れば「樹脂でも問題ない」という結論になる。
それでも惹かれる理由
ここからは性能ではなく感情の話。
- ひんやりとした金属の質感
- 無駄に感じるほどの剛性感
- 触れているだけで満たされる感覚
👉 男心をくすぐる質感
👉 所有する喜び
👉 触れていたくなる道具
「所有する満足感を最大化する質感」
これがフルメタルボディの価値だと思う。
軽さとロッドバランス|軽ければ正義ではない
フルメタルでありながら、22ステラは驚くほど軽い。
体感としては一昔前の樹脂ハイエンドと同等レベル。
重さは気になるのか?
- 重いという印象はない
- 長時間でも疲れにくい
- 重さを気にする場面はほぼない
ここは技術の進化を感じるポイント。
ロッドとのバランスはむしろ良い
軽ければ軽いほど良いとは限らない。
極端に軽いリールは先重りを生みやすい。
その点ステラは、
✔ ロッドとのバランスが取りやすい
✔ 振り抜きが安定する
✔ 操作時のブレが少ない
特に長めのロッドでは恩恵を感じやすい。
釣り物による評価の違い
- ライトゲーム → 軽い方が快適
- エギング・シーバス → バランス◎
- 青物 → 安心感につながる
軽さの評価は釣り物次第。
ドラグ性能|シマノらしさの到達点
自分がシマノのリールで一番好きなのは、ドラグの出方。
魚が走った瞬間、スッと滑り出し、そのまま一定のテンションを保つ。
何が優れているのか
ドラグが不安定だと、
- 急に止まりラインブレイク
- ガクガクしてフックアウト
- テンションが抜けてバラし
こうしたトラブルにつながる。
シマノのドラグ、ステラのドラグは、
✔ 初動が滑らか
✔ 引きに合わせて自然に出る
✔ 設定したテンションを維持する
「機械が制御している感」がほとんどない。
実釣での安心感
青物の突っ込み、シーバスのエラ洗い、根魚の抵抗。
こうした場面でもドラグが暴れない。
👉 ファイト中の安心感が段違い。
釣果が劇的に変わるわけではないが、
- ラインブレイクの減少
- バラシの軽減
- やり取りの安定
こうしたミスの減少には確実に貢献している。
密巻きは本当にトラブルが多いのか|3年以上使った結論
結論から言う。
トラブルは他のリールよりやや多い(体感1.5倍)。
実際に起きるトラブル:エアノット
キャスト中にラインが塊になって放出される現象。
多くの場合、
👉 ラインがスプールの上を跨ぐように乗っている
この状態でキャストするとエアノットになる。
なぜ密巻きだと起きやすいのか(自論)

通常のリールとスローオシュレートでは、ラインの巻かれ方に違いがある。
通常のオシュレート(一般的な巻き方)
一般的なリールはスプールの上下動が速く、ラインが斜めに交差しながら巻かれていく。
そのため、
- スプール上部に巻かれても
- すぐ下方向へ移動して巻かれる
👉 上部にラインが滞留しにくい構造。
結果として、ラインがスプールの縁に留まり続けることが少ない。
スローオシュレート(密巻き)の特徴
スローオシュレートは上下動がゆっくりで、ラインが平行に整列して巻かれる。
一見きれいに見えるが、構造的にはこうなる。
- スプール上部付近を長く巻き続ける
- ラインが縁付近に滞在する時間が長い
- 外れやすい位置にラインが集中する
👉 スプールの上を跨ぐような巻き方が発生する可能性が高い。
イメージで言うと
- 通常巻き → 斜面をジグザグに降りる
- 密巻き → 同じ高さを横に移動し続ける
だから密巻きは、
ラインがスプール上部に留まりやすい。
その結果起こること
ラインがスプールの縁を跨ぐ状態のままキャストすると、
👉 エアノットの原因になる
通常巻きなら斜めの巻きで崩れて回避されやすいが、
密巻きは整列しているため修正されにくい。
まとめ(自論)
✔ 密巻きは上部にラインが滞在しやすい
✔ 異常な巻き状態が修正されにくい
✔ その結果、トラブル確率がやや上がる
ただしこれは欠陥ではなく、構造上の特性。
トラブルを引き起こす行動
- 雑な高速回収
- テンションを抜いた巻き
- 風でラインが膨らんだ状態
- 軽いルアーの雑な操作
実際に効果のあった対策
✔ 着水サミング、テンションをかけて巻く
✔ キャスト前にスプール確認
✔ 雑な操作を減らす
慣れると無意識にできる。
結論:密巻きは扱いで差が出る
✔ トラブルはやや多い
✔ 食い込みは太ラインでは起きない
✔ 対策すれば防げる
✔ 慣れれば問題ない
密巻き最大の魅力は「キャストの気持ちよさ」
飛距離アップ、ドラグ性能アップなど陰で支えてくれているかもしれないが、体感差は大きくない。
それでも明確に違う点がある。
ライン放出のスムーズさ
キャストした瞬間に分かる。
✔ バタつかない
✔ 振動がない
✔ 引っかかり感がない
✔ 均一に放出される
抵抗が消えたようにラインが出ていく。
「飛ぶ」よりも「気持ちいい」
- 力まず投げられる
- 抜けの良さを感じる
- 毎投ストレスがない
キャストそのものが楽しくなる。
繰り返す動作だからこそ価値がある
何十回、何百回と繰り返すキャスト。
その一投一投が気持ちいいだけで満足度が大きく変わる。
👉 疲労軽減
👉 ストレス減少
👉 釣りが楽しくなる
体験の質を上げる。
これが密巻き最大の魅力。
結論|22ステラは「上手に付き合うリール」
密巻きトラブルは正直ある。
ただ、防ぐ行動を“腕”と呼ぶなら、ステラは上手に付き合うリールだと思う。
基本性能はやはり最高峰
- 巻き心地
- ドラグ性能
- 剛性感
- キャストの気持ちよさ
派手ではないが、確実に質が高い。
性能だけでは語れない魅力
👉 長く使いたくなる
👉 使うほど愛着が増す
👉 道具として味が出る
男心をくすぐる所有する喜び。
高いからこそ大切に扱う。
高いからこそ満足感が深い。
これこそがステラの価値。
こんな人におすすめ
✔ 道具の質感や所有感を大切にしたい人
✔ 長く使える一台を探している人
✔ 基本性能の高さに価値を感じる人
✔ 丁寧に道具と向き合える人
向いていない人
✖ トラブルゼロを求める人
✖ 雑に扱いたい人
✖ コスパ最優先の人
最後に
22ステラは、誰にでも必要なリールではない。
安くても十分釣れるリールはたくさんある。
それでも——
この質感、この満足感、この気持ちよさ。
それを求める人にとって、
ステラは間違いなく特別な一台になる。
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